2021年6月10日 12時~16時 【潮】大潮 【天気】晴れ 【青森市】
だんだん気温も上がって来て、夏が近付いてきたと実感する今日この頃。
そろそろまた青物を狙いに行こうかな、とネットで釣果を見ていると……
あれ、なんか青物の写真が少ないような……
この前まで何人も写真を上げていたのに……
もしかしてもういなくなった?
確かめに行かなくては!
という事でライトショアジギングに行ってきました。
この前イナダを釣った漁港へ
青物がいるかどうか確かめる為には前回釣れたところで試すのが良いだろうと思い、同じ漁港に来ました。
前回は人がいませんでしたが、今回はそこそこいる様子。
準備をして堤防に上がってみると、先端から等間隔の幅を空けて5、6人くらいの人が釣りをしてました。
場所が空いているのは堤防の根本。つまり今立っているここしかありません。
1人を除いてみんなショアジギングのようです。
その1人は恐らく穴釣り。
その穴釣りをしている人のところに無理やり入れそうでしたが、あんまり他の人に近付きたくないので、大人しく堤防の根本で釣りをする事にしました。
明らかに先端の方が釣れそうな雰囲気がありましたが、まあここでも回遊してくれば釣れるでしょう。
堤防の根本で釣り開始!しかし何も釣れず……
とりあえず今日もジグサビキを付けたダイソージグを投げてみます。
1投目。
この位置でやるのは初めてなので、引っかかる物が無いか不安でしたが、何事も無く着底。
数回しゃくってテンションフォール。
数回しゃくってテンションフォール。
を繰り返します。
数回繰り返しところでただ巻き。
前回イナダが釣れたやり方です。
前回と同じやり方を繰り返しますが、この位置は足元のテトラから大量の海草が生えていて回収がしにくい。
一気に上げないと引っかかります。
それに加え、先端に比べて足場が高いので、回収が難しくジグをぶつける&足場が不安定。
あーあ、先端でやりたいなぁとチラチラそちらを見ていると、隣の人が帰っていきました。
どうやら何も釣れなかった模様。
せっかく場所が空いたので移動。
この場所もさっきまでと同様、足元は海草だし、足場の高さも変わりません。
さっきまでいた場所と大して変わらないので移動する意味はあんまり無いんですが、なんかみんな等間隔で並んでるので何となく場所を詰めておきました。
何度も投げるも何の反応も無し。
水面を泳いでいる魚もいなければ、足元の海草の中にも小魚1匹いません。
やはり青物はいなくなっちゃったんでしょうか?
投げ釣りに浮気
もう青物じゃなくてもいいから何かを釣ろうと、おもむろにジェット天秤を取り出します。
この際キスでも釣ってやろうとチョイ投げの準備。
こんな事もあろうかと人工エサであるパワーイソメを持って来ていました。
テトラに引っ掛けそうなので、ネムリ針の投げ釣り仕掛けです。
明らかに針がデカいですが、まあ釣れる時は釣れます。
と、青物から浮気して投げ釣りの準備をしていると、続々と先端から釣り人が帰ってきます。
ついには穴釣りの人だけを残して誰もいなくなってしまいました。
みんな明らかに釣れた感じじゃないですね。
やっぱり青物はいないのか?
準備している間に先端が空いてしまったので、誰かに占領される前に先端に行きたかったんですが、せっかく準備したのでここで投げてみたい気持ちが勝って投げてみました。
着底してゆっくり引きずります。
キスを釣る時の速度。人が歩くくらいの速度でゆっくり引きます。
一瞬ビクッと何かが当たったような……?
上げてみようとしますが、足元の海草に引っかかりそう。
引っかかる前に上げようとえいっ!と勢い良く上げると、無情にもテトラに引っかかりました……
引っかからないようにネムリ針にしたのに……
取ろうと思って思いっきり竿を煽ったらブチっと切れてしまいました……
結局何が付いてたのかは見れず。
まあ動いてなかったので魚ではないと思うんですが……
誰かが来る前に急いで先端へ!
仕掛けが切れたので投げ釣りはさっさと止めて、人が来る前に堤防の先端を占領しに行きます。
やっぱり穴釣りをしてると思しき人は穴釣りをしてました。
ソイか何かが釣れてたみたいですが、こちらが準備中に帰っていきました。
ついに貸し切り状態です!
何かの群れが泳いでる!
テトラの上に立って海の様子を見てみると、な、何かの群れが泳いでる!
すわっ!青物か!?っとジグサビキを付けたメタルジグを投入!
目の前を通してみます。
無反応。
あー、分かりました。
ボラです。
そうでした、このくらいの時期にはなぜか漁港のフチをなぞるようにグルグルとボラが周回してるんでした。夏以降になるといなくなります。
結構大きいので釣ってみようと思うんですが、ルアーには無反応。
いや反応はします。避けていくので。
ルアーどころかラインを見て「おっと危ねぇ、ぶつかるとこだった」とでも言わんばかりに避けていきます。見切られてるのかもしれません。
隣に人が来ちゃった……
次々魚の群れが泳いできますが、全部ボラ。
ボラに惑わされずに青物を狙います。
まず正面、次は横、とやっているうちになんと人が来てしまいました。
こっちまで来るのかと身構えていましたが、途中で止まって一安心。
安心して釣りをしていると、知らぬ間に違う人が隣にいました。
しかもわざわざ私の荷物の隣に荷物を置いています。
置く場所なんていくらでもあるのになぜわざわざ隣に……
まあルアーをこちらが投げているところに投げたりはしないみたいだし、こちらも横を向いて釣りをすればいいだけなのでまあいいでしょう。
問題なのは何の魚の反応も無いという事です。
ここでも投げ釣りに浮気。でも不可能
人が増えてきたので、青物が回ってくれば誰かが釣って分かるだろうという事で、ここでも投げ釣りを試してみる事にしました。
さっきの仕掛けは無くなってしまったので、今度はダイソーで買った投げ釣り仕掛けを使います。
キスの口に入るように小さい針の物を買ったんですが、意外とカエシが大きいのか取れにくい事があるので、カエシを潰して使います。
その分外れやすくなるでしょうが、まあ今は持って帰ろうと思って釣ってるわけじゃないので。
エサ付け方が適当ですが、これでも釣れるんで大丈夫です。
ジェット天秤にこの仕掛けを付けてさっきまでジギングしていたところに投げます。
ジギングしていた時は何も引っかからなかったので砂地だと思っていたんですが、なんか違うような……?
砂を引いているような感覚ではなく、異様に重いです。
気付かないうちに何か付いてた?と思って上げてみると――
藻です。
てっきり砂地だから引っかからないのかと思ったらそこら中、藻でびっしり埋まっているみたいです。
ジギングしていた引っかからなかったのはトレブルフックじゃなくてシングルフックにしてたおかげですかね?
とにかくどこに投げても藻だらけで投げ釣りは全く不可能である事が分かったので早々に切り上げます。
投げ釣りは諦めてジグサビキ付けてジギング
またジグサビキを付けたメタルジグに戻します。
戻し中に他の人たちの釣りを見てみますが誰も釣れてないですね。
まさかの根掛かり!
戻し終えてジギングをしていると、藻だらけで引っかかるはずの無い場所でまさかの根掛かり。
もしかして魚か!?とも思いましたがそんな事は無くただの根掛かり。
海草だったら無理やり引っ張れば取れるだろうと引っ張るも取れず……
仕方ないので切る事にします。竿とラインをまっすぐにしてドラグをフルロックで引っ張ります。
すると突然フッとテンションが抜け、巻いてみると重みがあったので無事に取れたのかと思いましたが、ジグサビキの針から下が切れてサルカンだけ帰ってきました。
サバがヒット!
ジグサビキを新品にして、私がまたジギングを始めてしばらくすると、隣で釣っている人の竿が曲がっていました。
お、釣れたのか?と思いましたがどうやら根掛かり。
しかも取れなかったらしく、糸が切れてしまっていました。
そして糸を結び直していたんですが、これがまあ時間の掛かること。
FGノットでも組んでいたんでしょうか?私がずっと投げていても一向に終わる気配が無いので、ちょっと失礼してその人が投げていたところに投げてみました。
すると、あれ?なぜか沈んで行かない……
もう底に着いたのかな?と糸を巻いてみると、何かが付いてる!
フォール中に食ってたみたいです。
投げる場所を変えた1発目で食いました!
でも青物にしては小さいような……
しかし結構引きは強い。
巻いてる途中も左右に走ります。
一体何だろうとワクワクしながら抜き上げると――
サバでした!
どうりで走ってたわけですね。
大きさの割には良い引きでした。
ちょっと持って帰るか悩むサイズでしたが、去年以来のサバなので持って帰る事にしました。
そしてまた血抜きをするかしないかも悩むサイズ……
食べるなら抜いた方が良いかと思いましたが、この一匹の為にハサミやバケツを汚すのめんどくさいなと思って止めました。
突然の強烈なアタリ!ついに青物が!
サバは群れでいるだろうからまた釣れないかなと思って同じところに投げますが無反応。
そうこうしているうちに糸を結んでいた隣の人も結び終わってしまったので、またさっきまで投げていたところに戻ります。
ここからずっーと何の反応も無し。
しゃくって落とす。
しゃくって落とす。
しゃくってただ巻き。
の繰り返し。
誰も何も釣れないまま時間が過ぎていきます。
そうして、あーだんだん潮が上がってきたなぁと思ってからさらにしばらく経ったあと。
しゃくってただ巻きをしていたジグサビキが足元まで来た時!
突然、ガッとラインが持っていかれます!
根掛かりかと思うほどの強い引き!
まさに引ったくるかのようなアタリ!
青物です!
根掛かりしたのを切った時のままだったのでドラグはフルロック!
竿が持っていかれそうになりますが、掛かったのが足元だったのですぐに上がってきました。
まさかの事態!タモに手が届かない!
しかし問題はここから。
ちょっと持ち上げて顔を水面から出していたので暴れなくはなりましたが、タモまで手が届かない!
ここだと手が届かないかな?まあいざ釣れたらちょっと動いて取ればいいか、と置いておいたタモ。
いざ釣れたら動けません!!思ったよりも遠かった!!
仕方ない、抜き上げるか!と持ち上げようとしましたが、重い!
多分抜けるとは思いますがちょっと心配な重さ。
し、仕方ない、やはりタモを使うか!と取ろうとしますがやっぱり届かない。
数歩動けば取れそうですが、無理に動けばテトラでラインが擦れそう(この時ラインを出して魚を下すという発想は浮かんでいません)。
ええい!仕方ない!やっぱり抜き上げるか!と無理して上げようとした瞬間――!
バッシャーン!!!
針が外れました……
50㎝はありそうな青物は、海に帰っていきました……
その後、タモを手の届く位置に置き直して釣り続けるも、惨敗……
隣の人がイナダを釣っていました……
教訓
- タモは常に手の届くところに置こう!
最後に
青物はバラしちゃいましたが、強烈な引きを味わえたので楽しかったです。
まあバラしちゃった方が「悔しいからまた釣りに行こう!」という気になりますからね(という強がり)
途中で新しくしたジグサビキはAmazonで買った安い物(と言っても「釣具のポイント」をやってるタカミヤ社製なので無名の怪しい物ではないです。)だったので性能が心配でしたが、悪いどころかサバも青物も釣れる良いものでした。途中抜き上げるか悩んだときにテトラに擦れたのかラインはザラザラになってましたが……
ちなみに釣ったサバは自分で捌いてムニエルになりました。
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