2021年5月20日 11時~16時 【潮】小潮 【青森市】
ちょっと前の話になりますが、せっかく釣れたので書いておこうと思います。
青物求めていつもの漁港でライトショアジギング
そろそろ青物の釣果も聞こえてきた5月中旬。
去年の秋に釣れなかったので、1年ぶりの青物を求めていつも行く漁港に行きました。
堤防の先の方を見ると誰もいない様子。
よしよし、先端でゆっくり釣りができるなと、準備して先端に向かうと遠くにテトラの下から上がってくる人影が……
よくよく見てみると誰もいないどころか3人くらい釣りをしてました。
しかも先端には2人いて釣りをするスペースは無い様子……
仕方ないので半分ほど行ったところで釣りをする事にしました。
とりあえずダイソーの100円メタルジグの28gを付けてみます。
ここの漁港はテトラがあって足場が高いので回収する際にどうしてもメタルジグをぶつけちゃうんですが、新しくなったダイソーのメタルジグは全然剥げないから良いですよね。
普通に釣具屋で売ってるメタルジグより剥げないからすごい。
そしてもちろんジグサビキもセット。
去年初めて使ったんですが青物ついでにアジやサバも釣れるからとてもいい。
青物釣れなくてもアジくらいは釣れてほしいなと期待を込めてキャスト。
まずは沈めます。
しかしこの漁港は水草が生えていて、あんまり沈めると絡まるので大体10カウント行かないくらいまでしか沈められません。
それじゃ表層の方しか攻められなくて釣れないんじゃないかと思われるかもしれませんが、去年は水草に絡まるギリギリまで沈めて高速トゥイッチ→上まで来たらまた沈めるの繰り返しで、ボトムまで沈められなくても釣れたので今年もそれをやるつもりで来ました。
というわけで去年の同じくらい沈めようと思ったですが、5カウントも行かないくらいでもう沈まない。
あれ、もう絡まった?と思いつつ引いてみるとグッと重みが。
え、まさかもう釣れた?と一瞬期待しましたが、もちろん水草。
去年釣れた堤防の先端じゃないせいなのか、状況が違うのかわかりませんが、去年よりさらに沈められる範囲が狭まっている模様。
それでも青物が表層を泳いでいれば釣れるだろうとキャストを続けます。
しかし釣れるのは草、草、草。
この場所が草だらけなのはわかってるのでトレブルフックを外してシングルフックにしていますがそれでも、絡んできます。
ジグサビキも付けてるので尚の事。
この場所で夕方までやるつもりでしたが、こんなに草だらけだったら無駄なような気が……
というわけで30分くらいしか経ってませんが移動する事にしました。
と言いつつ、車に戻る途中、ちょっと気になった場所があったのでそこでも投げてみました。
でもそこはさっきの場所以上の水草地獄。
もう3カウントも沈められません。
まあ、なんか海の色が違うんでそうじゃないかとは思ったんですが……
しかし足元を見ると魚がうじゃうじゃいます。
写真では見えませんが小さい魚がいっぱいいます。
多分フグですね。
足元にいっぱい干からびたフグが放置されてたので……
この写真よりももっと左の、波で砂が巻き上がってるところに塊でいました。
フグがいるし他の魚もいるかもしれないと思ってちょっと投げてましたが、入れ食いならぬ入れ絡みで全く釣りにならないの日が暮れないうちにさっさと移動する事にしました。
隣の漁港へ
どこに行けばいいのか分からなかったので、とりあえず隣の漁港に行ってみました。
釣り人はいるかなと見てみると親子と思われる2人が釣りをしていました。
何を釣っているのかは分かりませんが何かは釣れている様子。
しかし釣っているのは漁港の内側。
堤防の先端の方には今度こそ誰もいないみたいなので先端に行ってみる事にしました。
さっきみたいに実はテトラで隠れてた!って事はなくちゃんと誰もいません。
誰かが来る前に急ぎ足で陣取ります。
この漁港はさっきの漁港よりも足場が低いので、水面が比較的近いです。
準備しながら水面を眺めて見ますが特に何もいない様子……
ここも釣れないかなぁとさっき同じくジグサビキを付けたダイソージグをキャスト。
ここは何も引っかかる事無く着底。
水草も無く、砂地みたいですね。
足元のテトラに引っ掛けそうな以外はめちゃくちゃ釣りやすい。
ここも水草地獄だったらまた移動する事も考えていましたが、釣りになりそうなのでここでやってみる事にします。
とりあえず下の方を探ってみます。
ジグサビキの釣り方
突然ですが、自分のジグサビキでの釣り方を紹介しておきます。
先に言っておきますが、去年アジが釣れたやり方です。
アジはこのやり方でいっぱい釣りました。
- 投げたらボトム(底)まで沈め、着底したらしゃくる。
- だいたい10回くらいしゃくったら、そのままテンションフォール(糸を張ったままそのまま沈める)。
- そのままボトムまで沈めます。
このテンションフォール中にアタリがあります。
特に着底直前と直後(メタルジグが着底した後にジグサビキが着底するタイミング)にアタリが来る事が多いので、テンションフォールは気を緩めずに常に竿先を見て、手は竿の感覚に集中します。
ちなみに自分は、縦にしゃくるのが苦手なので、斜め、もしくは横にしゃくってます。
隣の人に青物ヒット!
というわけで、アジでもいいから釣れてほしいので、このアジが釣れたやり方でやってました。
でも特に反応なし。
そうこうしているうちに、他の釣り人もやってきました。
他の人たちもライトショアジギングのようですが、やはり特にアタリは無し。
誰も釣れないみたいだしもう帰ろうかなぁなんて考え始めます。
しかし、静かな時間が流れていたその時、突然隣が騒がしくなります。
見てみると、隣の人の竿が曲がってる!
どうやらあの引きは青物!
隣の人のさらに隣の人がタモ入れし、上がってきたのはやはりイナダ!
帰ろうかと思った矢先に隣で釣られ、こちらも俄然やる気になります!
しかし力むと釣れないもの。
その人が釣った後は誰一人なんの音沙汰の無い時間が続きます。
そこから1時間くらい経ったでしょうか?
自分はジグサビキは付けまま、新しく買ったメタルジグを試したりしていました。
メタルジグを変えても釣れず、新品を傷つけたり無くしたりしたくないので結局ダイソージグに戻して釣っていた頃、回収中に動く影が……!
もしや魚!?と急いで投げるも反応なし。
見間違いかと回収すると、また追いかけてくる影が!
今度ははっきりと見えました!
青物です!
ついに自分のところにも回ってきました!
今追いかけてきたのも食わなかったので、また投げます。
しかしまた食わない。
何回か投げても釣れないので、ちょっと考えました。
回収中に追いかけてきても食わないという事は、もしかして追いつけないのかも。
今ライトショアジギングで使っているリールは、XG(エクストラハイギア仕様)なので巻き取るスピードが速いんです。
青物は超高速で泳げるのでどんなに速く巻いても食ってくると思ってましたが、必ずしも本気で追いかけてくるわけではないのかも。
そう思って下まで沈めてしゃくるところまではそのままで、中層くらいまで来たらゆっくり巻いてみる事にしました。
ゆっくりと言っても巻き取るスピードの速いリールなので、普通のリールからすれば普通くらいの速さです。
そして表層まで来た時、また追いかけてくる青物が!
食え――食え――とまた一段ゆっくり巻いていると……
ヒット!
狙い通りにイナダヒット!
ついに食いました!
狙い通り釣れた事に嬉しくなりながら、久しぶりの青物の引きを堪能しつつリールを巻きます!
そして嬉しさのあまりせっかく新しくタモを買った事を忘れて、抜き上げました!
イナダです!こっちの呼び方で言えばフクラゲ!
やっと釣れました!
しっかりジグサビキをくわえています!
狙い通り釣れると嬉しいですね!
血抜き。そして血を被る……
せっかく釣れた久しぶりの青物なのでもちろん持って帰ります。
弱ってしまうと血が抜けにくくなってしまうので、手早く準備して活きがいいうちに血を抜きます。
やり方はキッチンバサミでエラを切るだけ。
あとは水を入れたバケツに入れておくか、ストリンガーにでも掛けて海に入れておく。
自分は水を入れたバケツに入れていました。
血が抜けてくると痙攣が始まります。
ちょっと残酷なので申し訳ないなという気持ちになりながら、水が飛び散りそうなのでバケツの距離を離そうとした瞬間
ビクッ! バシャン!
と、思いっきり血が混じった水を浴びました……
こうならないように最初から離して置くか、汚れてもいい服を着てきましょう……
やはりジグサビキ!2匹目のイナダゲット!
血を抜いている間、もう一匹釣れないかとまた投げます。
釣り方はさっきと同じ。
一度着底させて中層くらいまでしゃくった後、ゆっくり巻く。
釣れたばかりなのですぐにまた釣れるかと期待しましたが、どうやらもういなくなってしまったみたです。
そうこうしているうちに血が抜けたみたいなので、悪くならないうちにクーラーボックスに入れます。
釣れるかもしれないと思って邪魔だなと思いつつ大きなクーラーボックスを持って来ててよかったです。
血抜きの片付けを終えたあと、そろそろまた回遊してきていることを期待して、またキャスト。
またも同じやり方でやります。
しかしやっぱりいなくなってしまったみたいで、釣れない時間が続きます。
そしてだいたい30分くらい経ったころ、ジグを抜き上げる直前に突然グッと引き込まれます!
また青物です!
そしてさっきより大きい!
さっきはゴリゴリ巻けましたが、今度は少しだけ振り回されます!
足元まで巻いて、せっかく買ったタモの事を思い出し、よし使おうと思ったところで魚がテトラの中に潜ろうとします!
あ、まずい!と思って咄嗟に抜き上げてしまいました。
さっきよりも重いので途中でやばいなと思いましたがなんとか抜き上げに成功。
誰も釣れてない中で2匹も釣ったので、釣り場はあの人すごいじゃんというムード。
釣れなくて飽きていた隣の家族の子供も覗きに来ます。
この魚もジグサビキを食べていますね。
この時は完全にジグサビキをただ巻きするのがハマっていましたね。
周りのジグサビキを付けていない人たちは釣れていないので完全にジグサビキのおかげです。
使い始めてよかった。
アジなどの小物も狙いながらこうやってイナダも釣れるのでほんとに優秀です。
1匹あれば十分かなぁとも思いましたが、この魚も持って帰る事にしました。
しっかり血抜きをします。
今度は血を被らないように離れたところに置いて……
この血抜き中にも釣りをしてみましたが、さすがにもう釣れず、これで納竿となりました。
釣れたイナダは50㎝弱
釣れたイナダ。
ちゃんとは測りませんでしたが、50㎝無いくらいでした。
久しぶりに釣れた青物。
しかも狙い通りの方法で。
めちゃくちゃ楽しいですね。
夏になったら釣れなくなっちゃうので、釣れるうちにまた釣りたいと思います。
ちなみにこの魚は竜田揚げになりました。
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