最近続々と釣り具の新作を発売し、ちょっとした釣り具屋になりつつあるダイソー。
今回私がちょうど買おうか迷っていた「活かしバケツ」が発売されていたので買ってきました。
普通の「水汲みバケツ」とは違う「活かしバケツ」
ダイソーでは以前から釣り具として「水汲みバケツ」が売られています。
5mのロープが付いて容量も結構大きいのにたったの300円で私もいつも使用していますが、言わば水を入れるだけのただの「バケツ」。
その名の通り水を汲むのが目的のものです。
しかし今回発売されたのは「活かしバケツ」。
その目的は釣った魚を活かしておく事にあります。
活かしておくためのメッシュフタ
「水汲みバケツ」との明確な違いであり最大の特徴として、バケツのてっぺんにメッシュのフタが付いています。
中に魚を入れた状態でこのフタを閉め、ロープを付けて海の中に入れておけば簡易的な生け簀となり、魚を活かしたままにしておく事が出来るというわけです。
普通のバケツでも水を汲んで魚を入れておけばしばらくは活かしておけますが、酸素不足になったり、夏場だと水がお湯のようになったりして、あまり長くは活かしておけません。
アジが1匹釣れて、持って帰るか悩んでとりあえずバケツに入れておいたけどやっぱり全然釣れないから逃がそうと思ったらもう死んでたとか
どうせ持って帰るから死んでてもいいんだけど真夏に死んだまま置いておくと悪くなりそうだから出来るだけ活かしておきたいとか
生きたエサで泳がせ釣りをやりたいから釣ったアジを活かしたままにしておきたいとか
釣った魚を活かしておきたい場面って結構あると思うんです。
私は以前、たまたま釣れたアジで泳がせ釣りをしてみたら何者かにエサのアジが噛み殺されていた事があり、その正体を突き止めるべく本格的に泳がせ釣りをしてみたかったので活かしバケツを探していました。
検討していたものは2000円とか3000円とかするので500円で活かしバケツが買えるのは本当にありがたいです。
活かしておくだけでなく、魚をカモメや猫の魔の手から守ったり、魚が飛び出したりするのを防げたりと何かと便利です。
ではスペックなど細かく見ていきましょう
スペック
高さ:約19cm
横:約21cm
奥:約21cm
私が検討していた2000円、3000円のものもそれぞれの長さが20cm前後のものが多いので、活かしバケツとしては標準的なサイズと言えますかね。
嬉しいのはハンドル付きのロープが付いてるという事ですね。
ロープが無かったら足場の高い所では水が汲めないですし、魚を活かす為に海に入れておく事が出来ません。
釣具屋で買った安い(と言ってもダイソーより高い)水汲みバケツにはロープが付いておらず、別に買う羽目になりましたから値段が安いのにロープがちゃんと付いているのは嬉しい。
以前からある水汲みバケツの方にもロープが付いていましたが、そちらが5mなのに対し、こちらは6m。
何かに結んで海に入れておく事を想定しているのか1m長くなっていますね。
6mあれば漁港などで釣りをする分には充分でしょう。
折りたためる
水汲みバケツや活かしバケツには折りたためるタイプの物と折りたためないタイプの物がありますが、ダイソーのこの活かしバケツは折りたためるタイプです。
どちらが良い悪いというわけではないですが、折りたためる方がコンパクトになる分、折り癖が付いてしまって広がりにくく、水を汲む時に開きにくくて苦労する事があります。
折りたためない方はその逆で、水は汲みやすい分、折りたためないのでちょっとかさばります。
あと折り癖が付いてしまっているものは、水を汲んで置いておくと折り癖のせいで突然縮んで水がこぼれたり魚が飛び出したりする事がありますね。
私はクーラーボックスなんかに無理やり入れたりして運ぶ時に楽なので折りたためるタイプの物を普段から使っています。
このダイソーの活かしバケツも折り癖が付いてしまっていて、広げてもすぐに縮んでしまいます。
まあこれはダイソーじゃなくても折りたためるタイプは大体こうなので水を入れれば大丈夫でしょう。
何回か使っているうちに広がりやすくなっていくと思います。
持ち手の紐の付け根が変わった
このバケツには持ち手となる紐が付いていますが、水汲みバケツと紐の付き方が変わりました。
水汲みバケツの方は鳩目に紐を通して結び目を作って抜けないようにしているだけですが、活かしバケツの方はプラスチックのパーツでしっかりとくっついています。
水汲みバケツの方はやっぱり結んであるだけなので抜けてしまいそうで毎回心配だったので、これは素晴らしい改善ですね。
毎回洗っているのにも関わらず鳩目がサビてきてしまっていたので、海水に浸けておく事の多い活かしバケツではその辺も考慮されたのかもしれません。
くっついてる所から裂けるかなとも思いましたが、ちょっと引っ張ってみた感じはしっかりしてるので普通に使ってる分には大丈夫そうです。
メッシュフタ、ファスナーは2カ所
メッシュフタにはファスナーが2カ所付いています。
真ん中に1つ
外周に1つです。
外周のファスナーを閉める事でフタを閉める事が出来ます。
そして真ん中のファスナーを開け閉めする事で、フタを閉めたまま魚の出し入れが出来ます。
アジの群れが入って来て次々釣れて一々開け閉めしていられない時や、他の魚が飛び出さないようにしながら魚を取り出したり出来るので非常に便利ですね。
メッシュフタの質感
買う前は安いし、薄くて布みたいな質感かと思っていましたが、意外にもしっかりしています。
ラバーコーティングのような感じで(ラバーよりも硬くてツルっとしているので実際の素材はラバーじゃないと思います)、硬さがあり、仮にカモメやカラスに突かれたとしても耐えられそうです(本気で連続攻撃されたら流石に穴空くと思いますが)。
6mのロープが付属
先ほども書きましたが、6mのロープが付属しています。
売られている状態だと分かりにくいですが、フタの中に入っています。
ロープだけじゃなくハンドルも付いてるのが嬉しいですね。
ただの6mの紐が入ってるだけだとバラバラになっちゃってしまう時にも使う時にも大変ですから。
実際に水汲みや魚を活かす目的で海に投入する際には、持ち手の紐にロープの先端のナスカンを引っ掛けて使います。
これを忘れるとただバケツを海に投げ捨てるだけになりますから気を付けてください。
容量はちょっと小さめ?普通?
実際に広げてみました。
折り癖も付いているので、以前からある水汲みバケツの方と比べるとちょっと小さく感じますね。
ただあの水汲みバケツは大きめなのでこれで普通くらいじゃないでしょうか。
魚は20cmの魚なら10匹行かないくらいですかね。
無理やり入れたらもっと入ると思いますが、あまり窮屈にするとストレスを感じて死んでしまいますのでちょっと余裕があるくらいにしておいた方がいいですね。
大量に入れるのであればもっと大きなスカリを買うか、持って帰る事にしてクーラーボックスに入れた方がいいでしょう。
縫製はしっかり
安いので多少ほつれ等もあるだろうなと縫製を見てみましたが、全然ほつれていません。
全周しっかりと縫われています。
バケツ本体の繋ぎ目もしっかりと溶着されていて破けそうな感じはありません。
ダイソーの活かしバケツはオススメできる一品
というわけでダイソーの活かしバケツを見てきましたが、ダイソーとしてはしっかりした作りでこれはオススメできる商品です。
価格は500円なのでダイソーの商品としては高めですが、普通に活かしバケツを買えば2000円くらい、安くても1000円以上はするので、500円で買えるのであればオススメです。
どんどん痒い所に手が届いていくダイソー。
今後の商品にも期待大です。
2000円の活かしバケツの方が優れている点
500円で買えるダイソーの活かしバケツ。
充分なクオリティーなのでわざわざ2000円の活かしバケツを買う必要が無いくらいですが、やっぱり2000円の方が優れている点もあります。
それは、ロッドスタンドが付いているものがあるという事です。
すべてのものに付いているわけではありませんが、一部の活かしバケツには側面にロッドスタンドが付いているものがあります。
水を入れてバケツ自体を重りにすれば、竿を立てておく事が出来ます。
なんだそれだけって思うかもしれませんが、竿をその辺に置いておくと、気付かない人に踏まれたり単純に邪魔だったりしてトラブルの元となります。
特に管理釣り場では海などと違って動ける範囲が限られているので、踏まれる可能性が高いです。
そのため複数の竿を持ち込む人は専用のロッドスタンドを使っている事が多いのですが、これが意外と高い。
しかしロッドスタンド付きの活かしバケツなら専用のロッドスタンドよりも安いし、活かしバケツとしても使えて一石二鳥!
しかも3000円代のものなってくると、ロッドが2本刺せたり、エアーポンプやプライヤーを付ける所があったり、透明で中が見やすく、メジャーが印刷されていてサイズを測れるなど機能性も抜群。
さすがに500円の活かしバケツにそこまでの機能性を求めるのはお門違いですが、もし活かしバケツも欲しくてロッドスタンドも買う事を検討している人がいたら、3000円の活かしバケツを買う方がお得かもしれませんよという話でした。
何の機能も無い、ただの2000円の活かしバケツと比べたらダイソーの活かしバケツは全く遜色ありません。
断然ダイソーの方がお買い得です。
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