当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

ダイソーの新作振り出し竿を使ってきた!【レビュー】

ダイソー

最近続々と釣り具が登場し、だんだん釣り具屋と化しつつあるダイソーから振り出し竿が発売されたので使ってきました!

安っぽさはあるけど普通に使えるぞ!

ダイソーの新作振り出し竿。種類は3種類。

ダイソー振り出し竿

ダイソーから新しく発売された振り出し竿は、今のところ全部で3種類あります。

  • 210cm(6.88ft)、600円(税込み660円)
  • 240cm(7.87ft)、700円(税込み770円)
  • 270cm(8.85ft)、800円(税込み880円)

以上の3つです。

長さが違うだけで素材などの仕様は同じです。

振り出し竿の他にルアーロッドもあるらしいのですが、私の行った店舗にはありませんでした。

今回は270cmの竿を購入

今回はキスなどのチョイ投げ釣りに使う竿が欲しいなと思ったので、3つの中で一番長い270cmの竿を買いました。

ダイソー振り出し竿仕様

投げ釣りの他に遠投サビキやウキ釣りなどに使う事が想定されているみたいですね。
もちろん普通のサビキ釣りにも使えますよ。

むしろちょっと長いくらいの方が長い仕掛けでも取り回しやすいですし、海釣り公園のような柵のある場所でも柵を越えて釣りやすいと思いますよ。

ただ子供が使うにはちょっと長すぎるのでもっと短い竿の方が良いと思います。

竿先はオレンジ色

ダイソー振り出し竿仕様アップ

先端がオレンジ色になってるみたいです。

魚が触って竿先が動くのが分かりやすくて良いですね!

竿の素材はグラスファイバー

ダイソー振り出し竿素材

竿の素材はグラスファイバーです。

今の釣り竿はカーボン素材が主流で、グラスファイバーは昔の竿や安物の竿に使われるという印象ですね。

まあ実際安いので仕方ないですね。

カーボンの方が感度が高く、魚が触っているのや海底の様子などが分かりやすいですがグラスファイバーにも柔らかくて魚が掛かりやすいという利点があります。

いざ開封

それでは開けてみましょう。

ダイソー振り出し竿全体

ぱっと見は釣り具屋で売られているものと遜色ないですね。

ダイソー振り出し竿竿先カバー

安いながらもちゃんと竿先カバーも付いています。

ダイソー振り出し竿竿先

カバーを外しました。

1節につきガイド(糸を通す輪っか)が1つになってますね。

ここでちょっと違和感を覚えました。

ん?ガイドの数少なくね?と。

試しに私の持ってる振り出し竿と比べてみましょう。

ダイソー振り出し竿とダイワのクロスビート竿先比較

左が私の使っているダイワのクロスビートという振り出し竿です。

継数(竿に使ってる棒の数)がクロスビートが5本、ダイソーの方が6本。

長さがクロスビートが290cm、ダイソーの方が270cm。

という風に全然違うので一概には比較できませんが、クロスビートは1番上の節に遊動式のガイドが2つ付いていて1番の節だけでガイドが3個。

一方のダイソーはトップガイドのみで一番上の節のガイドは1個です。

もう一つもっと短い振り出し竿を持っているんですが、そちらも遊動式ガイドが付いているのでクロスビートが長いからというわけではないようです。

おそらくガイドの数を減らして値段を抑えているんでしょうね。

ガイドが少ない分、ガイドとガイドの間が広いので、投げて仕掛けが飛んでいる時に糸が暴れて絡んだりしないのかちょっと気になりますね。

また、糸を通して曲げてみましたが、ガイドが少ない分ラインで竿を引っ張る箇所も減るので綺麗に曲がらない感じというか、無理して曲げてる感じというか……まあつまり「ガイドが少ないな」という感じがちょっとだけしました。

まあ「気にすれば気になる」という程度で実際に使う分には問題ありません。

特に主にこの竿を使う事になるであろうファミリー層や初心者の方は全然気にならないでしょう。

「安くするためにガイドがちょっと少ないんだな」という話でした。

まさか富士工業のリールシート!?

続いてリールシート(リールを付けるところ)を見てみます。

ダイソー振り出し竿リールシート

最初見た時ちょっとびっくりしました。

え、ダイソーの竿なのに富士工業のリールシート!?
って

分かる人は分かると思うんですけど富士工業のやつにめちゃくちゃ似てませんか?

富士工業とは
釣り竿のガイドやリールシートなど釣り具のパーツで有名な会社。
大手釣り具メーカーの竿もこの会社の製品を使って作られていることが多く、ガイドなどをよく見ると「Fuji」という文字が入っている事が多い。

これは私がライトショアジギングで使っているメジャークラフトのスカイロードという釣り竿です。

メジャークラフトスカイロードリールシート

めちゃくちゃ似てますよね?

ちゃんと「Fuji」の字も入っているので富士工業製のものです。

メジャークラフトスカイロードリールシートFuji

一方ダイソーの竿

ダイソー振り出し竿リールシートロゴ部

見た目はそっくりでロゴが入る場所もありますが――

ロゴが無い!

やっぱりめちゃくちゃ似てるだけみたいですね。

「富士工業製だけどロゴが入っていないタイプ」の可能性もありますが、まあないでしょう。

なんたって富士工業製のリールシートは、それだけでこのダイソーの竿が買える値段ですから。

でもこんなに似てるなら性能も似てるのかもしれません。

リールシートの性能の比較ができるほど使い込んでないのでまだ比べられませんが。

リールシートはアップロック!

リールを付けるリールシート。

リールを固定する為にはナットを回してリールの足が入るフードを動かして固定する訳ですが、上から下へ締めるか下から上へ締めるかの大きく2種類があります。

ダイソー振り出し竿リールシートアップロック

ダイソーのこの竿は下から上へ締め上げる「アップロック」ですね。

個人的に、多分たまたまだと思いますが、私の持ってる1万円以下の竿が上から下へ締める「ダウンロック」。

1万円以上の竿が下から上へ締める「アップロック」なのでなんだか高級な感じがします。

ただ調べてみたら実際には高い安いじゃなくて、竿のバランスとかテストした人の意見とかで「ダウン」なのか「アップ」なのかが決まるみたいなので本当にたまたまですね。

「ダウン」がいいのか「アップ」がいいのかは完全に個人の好みです。

「アップ」はネジがあって動く方を握る事になるから握っているうちに緩んできて嫌だという人もいれば、「ダウン」は握る時に人差し指や親指がネジに当たるから嫌だという人もいます。

さらにデザインや形状にもよるのでどっちが良いとは言えないですね。

このダイソーの竿に関しては、うーん確かにずっと握ってると緩んでくるかも。

でもやっぱり個人的に「高級」という刷り込みがあるので嫌いじゃないですね。

グリップのEVAはちょっと手に当たる

ついでにこのリールシートの上と下の部分。

スポンジみたいなEVA樹脂のところの話ですが、角が立ってるので手に当たります。

切ってそのまんまなんでしょうね。

この価格の竿にそこまで注文つけるのもどうなんだって話ですが、ちゃんとした竿はちゃんと細かいとこまで考えてるんだなって思いました。

実際に海で使ってみた!

それではそろそろ家の中で眺めてるのは終わりにして実際にこの竿を使ってみましょう!

元々チョイ投げ釣りに使うつもりだったのでキスを狙いに行ってみました。

試しに使ってみるだけなのでエサは人工エサのパワーイソメを使う事にして釣り場に直行。

たとえ安物でも新しい釣り具に胸躍らせながら釣り場に立ってみると、爆風の大荒れ!

はい、先に謝っておきます。

釣りになりませんでした!

ごめんなさい、爆風だし湾内で港の奥なのに波があって全然釣りが出来ませんでした。

ですが一応は投げてきたので、魚を釣った時のレビューは出来ませんが投げた時のレビューはしようと思います。

※追記
後日ちゃんと投げ釣りで使ってみました。
ふにゃっとしててちょっと投げ辛いとか、ちょっと感度が劣るとか、不満点はありますが普通に使えます。

うわっ!真っ赤!

とりあえず投げるだけ投げてみようと竿を伸ばそうとすると

ダイソー振り出し竿竿先真っ赤

うわっ!真っ赤!

確かにパッケージに竿先はオレンジ色と書かれていましたが想像以上の色。

オレンジというか赤に近いです。

てっきり塗ってるのかと思ったら素材そのものがオレンジなんですね。

確かに魚が触って竿先が動くのは分かりやすそうで良いんですが、あまりに目立って一発でダイソーの竿だと分かるのでちょっと恥ずかしいかも……

投げ釣りするにはグリップが短い

オモリ負荷が書いてなくてどのくらいのオモリを使えるのか分からなかったのでとりあえず手に取った12号(約45g)のミニジェット天秤を付けてみました。

試しで使うには重い気もしますが、大丈夫そうだったのでそのまま投げてみました。
すると、飛ばない……

向かい風の爆風の影響もありますが、おそらくグラスファイバーで出来ているからですね。

いつもカーボンロッドの竿を使っているので、グラスファイバーの竿はぐにゃっとした感じで勝手がちょっと違います。

あと多分やっぱりオモリが重すぎました。

そして投げる瞬間気付いたのが、グリップが短い!

いつもの竿のつもりで投げる時に左手で竿の一番下のところを掴もうと思ったら、スカッと空を掴みました。

投げる時に竿の一番下をリール部分を握ってる手と反対の手で持つ事で遠心力を強めて遠くまで飛ばせるんですが、この竿はグリップ部分がいつもの竿より短いので掴んでも力を込めにくい!

ダイワのクロスビートとダイソーの振り出し竿の比較

ダイワのクロスビートとダイソーの竿の比較です。

リールの位置を同じにしてみるとちょうど一番下のグリップ分違いますね。

単純にダイソーの竿の方が短いからかもしれませんが、一応パッケージに投げ釣りと書かれているのでもうちょっと長くして欲しかったなー。

サビキ釣りがメインなら問題ないんですけどね。

総評

十分に使える竿!

で、結局使えるの?使えないの?っていう話ですが、普通に使えます!

ある程度ちゃんとした竿に比べると粗っぽさや安っぽさはありますが、安いので当たり前の話。

せっかくの休みだし試しに釣りでもしてみよっかなという方や、年に1回くらいサビキ釣りをやるだけだから特に竿にこだわりは無いみたいな方にはむしろ高い竿よりオススメかもしれません。

なんたって安いので。

グラスファイバーなのでちょっと柔らかい気もしますが、ちょっと遊びで釣りをやるくらいなら十分な性能です。

ダイソーにはサビキなんかの仕掛けもありますし。

これで釣りをしてみて、釣りって楽しいからもうちょっとちゃんとしたのが欲しいなって思ったら違う竿を買えばいいと思います。

上級者の人でも1本持っておいていいと思いますよ。

ルアーやってる横でとりあえずエサを付けて投げておくような、性能を求めない使い方をする竿にぴったりです。

もし旅先などで急に釣りがしたくなったとか、釣りの準備をしたのに肝心の釣り竿を忘れたとか(まさかと思いますが意外とあります)そういう時に釣り具屋が無くても一応使えるレベルの釣り竿がどこでも手に入るようになったと思うとすごい事ですね。しかも使い捨てできる価格で。

ダイソーにはルアーロッドもあるようですし、どんどん釣り具屋と遜色ないグッズが発売されているので、これからもダイソーのお世話になる事は多そうですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました