夏の暑さのせいなのか、それとも青森県を襲った大雨のせいなのか、全然魚が釣れないここ最近……
秋が深まり涼しくなるまで休みにするかぁと思っていた矢先、深浦町の方ではイカが釣れているという情報が。
一度は釣ってみたいと思っていたイカ。
ちょうど3連休だしこれは良い機会だと思い、鰺ヶ沢・深浦方面へ珍しく遠征する事にしました。
初めての本格的なエギング。
果たして人生初のイカを釣る事が出来るのか!?
釣行日 2022年9月17日 天気:晴れ 12:00~18:00
深浦町に到着!
青森市から運転する事、約1時間半。
ちょうどお昼ころに深浦町の道の駅に到着しました。
1時間半も運転するのが嫌で今まで来なかったのですが、真っすぐ進むだけだし、途中からは海が見えて景色が良いので意外と苦ではありませんでした。
とりあえず釣りをする前に道の駅ふかうら「かそせいか焼き村」にて腹ごしらえ。
この道の駅は漁港の目の前に建っていて、食事をしながら漁港と島の様子が見えます。
食事をしつつ釣り人の様子を観察しようと思っていましたが、ここには誰もいない様子……
来る途中に通った千畳敷海岸にはいっぱい人がいたのにここでは釣れないんでしょうか?
釣れているようならまずはここで竿を出してみる予定でしたが、誰もいないので違う場所に行ってみる事にしました。
釣り場1ヵ所目:行合崎
戻るか進むか悩んだ結果、せっかく遠くまで来たので進む事に。
道の駅から深浦町の中心の方へ15分くらい行った所にある行合崎に行ってみる事にしました。
ここは以前、深浦町に泊まった際にホテルの人に夕陽スポットとして教えてもらって来た事があります。
見ての通り岩だらけで釣り人もいたので一度釣りに来たいなぁと思っていました。
事前に調べた所、キャンプ場があって磯にアクセスしやすそうだし、漁港があってそこで釣る事も出来そうだし、イカも釣れるしクロダイの釣り場としても有名みたいだったので、最悪イカが釣れなかったらクロダイを釣ろうという事でここに決定しました。
到着してみると、駐車場に誰もいない!?
しかも駐車場にあったトイレが無くなってる?!
あれ!?もしかしてもう入れない感じ!?
と思ってビビッてましたが、もうちょっと進んだキャンプ場の入り口の所にはいっぱい車が泊ってました。
誰もいないどころかキャンプをする人と漁港で釣りをする人で結構いっぱい人がいる感じ。
以前来た時は夕陽を見ただけなので、どこから磯に下りればいいのかよくわかりません。
クロダイの釣り場は先端の方みたいですが、ネットで見た感じだとクロダイ釣りの人たちは命綱が必要なくらいの高い岩場を飛び渡ってるみたいだったので、とりあえず下に下りれそうなキャンプ場の方に行ってみました。
キャンプ場は以前は有料だったのが無料で自由に泊まれるようになったらしいので混んでるのかと思いきや、テントを張ってるのは一組だけでした。
眺めもいいのでここでキャンプして釣りするのもかなり良さそう。
下りる道が分からないかと思いきや、磯場へ続く舗装された道がありました。
そのまま先端の方ではなく、深浦町の方へと続く手前の海岸側へ行ってみます。
岩がいっぱいでかなり良さそう。
青森市にはない光景です。
ちょうど良さそうな場所があったので入ろうとしましたが、岩の間でまさかの海水浴をしてる人がいました。
9月なのに。
まあこの日は32度もあって暑かったんですけど、海水浴OKなのかな?
とりあえずその辺じゃもう釣れないのでさらに進みます。
イカが……いる!!?
また良さそうな所があったのでちょっと覗いてみます。
同行者と共に、イカいるかなぁー?そう簡単にいるわけねぇよなぁーという軽い気持ちで覗いた所……
い、いる!!!!??
なんといきなり目の前にいました。ちっちゃいけど
さすが毎年エギングで賑わう深浦町。
アオリイカも普通にいます。
焦ってエギの用意。
何色が良いとか何号が良いとか分からないので適当にオレンジ色の2.5号のエギを付けました。
見よう見まねでチョンチョンしてみると、来た来た!寄ってきました!
しかし寄っては来るものの、抱かない!
そういえば普通のイカの釣り方は釣り番組なんかで見た事がありますが、サイトフィッシングの釣り方はわからない!
見に来たら動かせばいいのか?
それともフォールした方がいいのか?
わからずにチョンチョンしてるうちに見飽きていなくなってしまいました……
これは……もしかしてボウズで帰るかも……
いなくなっちゃったので移動します。
ここも岩と海藻がいっぱいだしとても良さそう。
と、私より先に投げていた同行者が「いるっー!」と叫んでいます。
私も隣になってエギを投げます。
すると、やはり海藻の間から出てきました。
しかし、やはり抱かない……
動かし方が良くないのでしょうか?
色を変えてたり動かし方を変えたり立ち位置を変えたりしてるうち、同行者から「釣れたー!」という声が!
先に釣られてしまいました……
まあ同行者は2杯しか釣って事が無いとはいえ経験者なので仕方ありません。
とりあえず釣れるという事は分かったの安心です。
しかしここ最近、どの魚も同行者は釣れて私は釣れないというパターンが多いので、これは嫌な予感……
1杯釣れたものの後が続かないのでまた移動します。
移動しながらも竿を出してみますがやはり釣れません。
同行者も何も言わないので釣れてないみたいです。
……と思ってたら1杯釣ってました。
小さかったのでリリースしたみたいです。
結構進んで大きな岩の下までやってきました。
階段も付いてるみたいだったので上に登ろうかなと思いましたが、岩の前に長靴じゃないと入れなさそうなくらいの深さの水があったので止めました。
岩の下の所で釣りをします。
ここも海藻がいっぱいあるので海藻の間を通してみると……やはり出てきました。
今までよりやる気があるのか、結構手前まで追いかけてきます。
しかし、どうしても抱いてこない。
興味があって触ろうとするところまでは行くんですが、触る前に怖がって止めてしまいます。
色を変えたりサイズを変えたりしてもダメ。
しかも1匹だけじゃなく他の追いかけてきたイカでも同様です。
どうしても釣れないので、手伸ばしてきて怖がって逃げるアオリイカを見て、ふふ、可愛い……などと呑気な事を考え始めました。
そうこうしているうちに隣では同行者が3連続で釣っています。
あー、今日も俺だけ釣れないやつだな、と若干私は諦めムード。
粘ったら釣れそうな気もしましたが、時刻は午後3時。
午後6時頃には帰るつもりだったので、ここは諦めて他の場所に行く事にしました。
釣り場2ヵ所目:広戸漁港
行合崎にはキャンプ場の他に漁港もあるので、そちらにも行ってみる事にしました。
磯を行って帰ってきたので、暑さも相まって結構ヘロヘロ……
すぐ目の前で歩いて行ける距離だけど車で行こうかな?と思いましたが、結構人がいるのか車が停まってて出るのが大変そうだったので、頑張って歩く事にしました。
漁港に着くと、堤防内ではファミリーがフィッシングしていました。
堤防の上に立って外向きに釣りをしているのが、カップルが1組、エギンガ―らしき2人組が1組、おじさんが1人という感じです。
カップルとおじさんは私たちが上に上がったら帰っちゃったので、アオリイカ狙いっぽいのは私たちとエギンガーたちだけです。
あんまり釣れてる風ではなかったのですが、上がってみるとあちらこちらに墨の後が!
やはり釣れているみたいです!
先ほどの磯場とは違い、今度は底が見えない、普通の海での釣りとなるので、さっきより重いエギを投げてみます。
いまいち釣り方が分からないまま、隣のエギンガーのマネしてしゃくっていると、何やら大量の小魚の群れが!
イワシの群れか!イカも入ってきたか!
と期待しましたが、どうもそうではない様子。
何の魚か分かりませんが、あっちへこっちへ行ったり来たりしていて別に何のフィッシュイーターも付いていないようです。
そんな何の音沙汰も無い私たちの後ろでは、ファミリーが楽しそうに釣りをしています。
どうやらアジとイシダイの子供が大量に釣れているみたいです。
イシダイなんてちっちゃいのすら釣った事がないので、正直あっちの方が楽しそう。
なにこれー!?食べれるのかなー!?今調べるからちょっと待って!!!
と騒いでるので何かと思ったらネズミゴチ、いわゆるメゴチという奴でした。
確かにたまに釣りするくらいのファミリーなら知らないよね……見た目も変わってるし……
さっきまで隣のエギンガー以外いなかったのに徐々に人が増えてきました。
お、そろそろ釣れる時間帯って事か?
と、思ったのですが結局誰も釣れず。
下に下りてもやってみましたがダメそうなので、夕マズメに賭けて移動する事にしました。
釣り場3ヵ所目:千畳敷海岸
帰る時間も近付いて来ているので、戻りつつ釣れる所を考えた結果、来る途中にたくさん人がいた千畳敷海岸に行ってみる事にしました。
行合崎からは20分ほど。
戻って片付けて向かえば夕マズメにちょうどいいくらいです。
到着すると、やはり釣り人がいます。
しかし3連休という事を考えると、思ったより少ないです。
観光客もいますが、もう夕方なのでちらほらという感じ。
とりあえず駐車場から降りて真っすぐの、人がいない所に入りました。
千畳敷、観光では4回ほど来ていますが、釣りをするのは初めて。
こうして釣り人目線で見てみると、岩の隙間がいっぱいあって良い感じ。
イカだけじゃなくてロックフィッシュも良さそうですね。
駐車場も食堂も駅も目の前でアクセスしやすいし。
ついに人生初アオリイカ!
とりあえず足元を攻めてみます。
投げたり立ち位置変えたりしてやってみますが、やはり釣れません。
同じく同行者も他の釣り人も釣れていない模様。
やはり今日はダメなのか。
釣れているのは隣でサビキ釣りをしているカップルだけです。
何もこんな足場の悪い所でやらなくても漁港とかでやれば良いんじゃないか?と思いましたが、まあ釣れてるみたいなのでここが良いんでしょう。
俺にもイカ釣れないかなぁ……とサビキ釣りのように足元でチョンチョンしてると、何か棒状のような物がいるような……
あっ!イカだっ!
いないんじゃなくて足元のボトムの方にいたみたいです。
灯台下暗しという奴ですね。
着底させずにチョンチョンすると、付いてくる付いてくる。
思ったよりも何匹か居ます。
ちょっと激しめに動かした方が寄ってくるみたいです。
そして上まで来たらスーッとフォールさせると、追ってきます。
しかし、抱かない。
でもさっきよりも釣れそうな気がする!
さっきの磯では途中で見飽きられてしまいましたが、マズメ効果かずっと付いてきます!
見えておもしろいのでチョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ、っと夢中でやったいると、チョンとやった時に重みが!
墨を吐くこの感覚!
ついに来た!
ついに釣れました!
人生初のイカ!アオリイカです!
ずっとエギングで釣ってみたいと思っていたイカをついに釣りました!
夕マズメ効果か千畳敷効果か、とにかく移動してきて正解でした!
やった!
これでやっと釣り方がわかりました。
ある程度激しめに動かした方がアピールになって寄ってくる。
追いかけてきたらフォールさせる。
このやり方がわかったので、すぐさま2杯目を狙います。
チョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ。
あれ……?抱かない……
チョンチョンすると出てきて、スーッと落とすと追いかけてくるのに、抱かない……
追いかけてくるし、さっきこのやり方で釣れたし、多分合ってると思うんですが、釣れない……
ちょっと移動してやってみます。
チョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ。
こっちにはいないみたいです。
さっきの所に戻ってみます。
チョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ。
あ!やっぱり出てきました!
やっぱり合ってるみたいです!
チョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ。
あ、あれ?確かに棒状の物が追いかけてくるけど、なんか違うくない?
なんか、泳いでない?
これ、魚じゃない?
と思ってよく見ると、フグでした。
さっきまで何匹もいたイカたちは何匹ものフグに変わっていました。
もしかしてこのフグたちに追いやられちゃったんでしょうか?
1匹もイカは追ってこなくなってしまいました……
私がそうやってる間、大量にエギを無くてしてもうイカを釣る事が出来なくなってしまった同行者はロックフィッシュをやっていました。
クロダイでも釣れる事を期待していましたが、ノーバイト。
アタリも無かったみたいです。
もうイカもいなくなっちゃったみたいだし、いい時間だし、帰ろうかという話になりましたが、最後に名残惜しいので先端の方でエギを投げてみる事にしました。
最後なのでエギを変えて、まだ使っていなかったエギを使ってみます。
先ほどまで横を向いてやっていたので、真正面に向かって投げてみます。
先ほどと同様、着底寸前まで落として、チョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ。
……。
釣れません。
もう時合が終わったんでしょうか?
今度はまた足元でやってみます。
チョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッ。
あ、ピックアップ寸前で棒状の物が見えたような?
またフグかな?
と思いつつチョンチョン、スーッ、チョンチョン、スーッとしていると……
グッと重みが!
そして墨を吐く感覚!
また来た!
最後の最後でまた釣れました!
やった!
有終の美を飾って終われました!
初めてにして初釣果をあげれたエギング釣行。
初めての本格的なエギングでしたが、無事に2杯釣る事が出来て良かったです!
いつかはエギングでイカを釣りたいと思っていたので本当に嬉しいです!
磯場がいっぱいある青森県西海岸のポテンシャルの高さ、そして青森市で釣りしてるだけでは釣れないものもあるんだなって事がよく分かりました。
たまには遠征した方が良いですね。
でも同じ遠征でも十三湖に行ってもシーバスが釣れないのはなぜだろう?
下手なのかな?
美味しくいただきました。
釣ったアオリイカは刺身と天丼になりました。
同行者と合わせて6杯の釣果でした。
ちっちゃいアオリイカはリリースしようか迷いましたが、せっかく人生で初めて釣ったアオリイカなので持ってきました。
初めてアオリイカを食べましたが、甘くて柔らかくてとても美味しく、イカの王様と言われているのがよく分かりました。
釣ってヨシ食べてヨシのアオリイカ。
エギングにハマっちゃいそうです。
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